ふくと刺しゅう。

オペラ歌手(刺しゅう担当)とデザイナー(服担当)による、異色のおもしろ楽しいどたばた制作日記。

手刷りの活版印刷によるショップカードが出来ました。

服担当のyumehitoです。

今日は音楽高校時代からの友人の出るコンサートを観るべく三崎口駅まで行きます!マグロきっぷ買うといっぱいマグロ堪能できるらしい。。。

さて、昨日午前中にアクセサリー担当のUccianと作品撮影をした後、私は1人黙々とショップカードを作っておりました。

今回もこだわってるんです。

何と手刷りによる活版印刷で1枚1枚刷った手作りのショップカード!それがコチラ。

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一色だし非常にシンプルな作りなんですが、活版印刷なので字面をよく見るとへこんでるです!

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そしてこの紙質もまた良いんです。(個人的な私の好みですが。w)

活版印刷は印刷面が盛り上がった版を紙にプレスして印刷するため、ある程度紙に厚みがある方が印刷をした時の凹凸を楽しめます。

そのため今回使用した紙は「特Aクッション」という0.6mmくらいの厚みのある少し柔らかいフカフカとした紙を使用しました。よくコースターなんかにも使われる紙ですね。

この紙の表面のちょっとしたザラザラ感というかツルッとしていない感じが私は好きでよく使用しています。

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でも機械じゃないんで結構大変なんですよコレ。笑

インクは版画なんかで使うようなローラーで地道に伸ばして、それを版の凸面に付けてセットし、1枚1枚プレスしていくという行程。

アナログな分、毎回同じ仕上がりではないと言う味が出てとても良い仕上がりになりますが、失敗が多いのも事実。難しいのはやはりインクの量とプレスする圧の調整ですね。インクはつけすぎ注意です。字の潰れとインクの溜まりができちゃって仕上がりがあまりうまくいきません。とりあえず片面は大量に出来ましたが両面完成しているのはまだ数枚。また時間できたら刷りまくらなきゃです。笑

まだ手についたインクが落ちきってない今日この頃。

三崎口駅、行ってきます。笑

 

K様ご依頼、ドロップショルダーのプルオーバーシャツ完成!バージョンアップしてます。

こんにちは。服担当のyumehitoです。

今日は雨な1日ですね。気温も寒くて足が冷える。

さて、K様ご依頼のドロップショルダーのプルオーバーシャツが完成しました。

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以前自分用に作ったシャツの時より様々な所がバージョンアップされています。

特に丁寧に縫った箇所は見返しの部分。

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自分用に作った時は端の処理などに拘らずバーッと作っておりましたが、皆様にお届けする商品は丁寧に丁寧に仕立てさせていただきました。

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また袖口の処理も、まくる時に綺麗に見えるよう縫い方を工夫し、内側は手縫によってまつっています。

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そして今回はレディースのご注文でしたので、少しだけデザインを修正しておりまして、袖の部分はメンズよりもスリムにしました。

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注意といたしましては、全体的に元々ボタンのないシンプルなデザインですので、前開きの部分があまり開きすぎていると中が見えてしまったり、少しゆるく見えすぎてしまうので、頭を通すのにギリギリのサイズで作ってあります。

着脱の時は「少しゆっくり丁寧に」して頂ければ問題はないかと♪

いよいよ納品ですがドキドキ…。。。気に入っていただけたら幸いです。

さて、次は同じシャツでメンズのご依頼がありましたので早速取り掛かっていこうと思います。

ステキな1日をお過ごし下さい!

『ふくと刺しゅう。』オリジナルショップ

www.fukutoshisyu.com

『ふくと刺しゅう。』Creema支店

www.creema.jp

『ふくと刺しゅう。』minne支店

minne.com



 

 

K様ご依頼、ドロップショルダーのプルオーバーシャツ裁断終了。

服担当yumehitoです。

今日本当に12月ですかね⁉︎暑くないですか⁉︎

汗垂らしながら今日は午前中家中掃除し、床も磨き、鏡も磨いてスッキリした状態から作業スタートしました。

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嬉しい事に早速ご注文も入ってきていて、本日は布の仕入れが済んでいるK様ご依頼のドロップショルダーのプルオーバーシャツの制作に取り掛かり、裁断まで終わりました。

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生地はオックスフォード。芥子色の生地を午前中の光がステキな光沢を放たせています。

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さぁ一旦外に出なくてはならないので続きは戻り次第。。。

良い一日をお過ごし下さい♪

 

 

『ふくと刺しゅう。』オリジナルショップ

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『ふくと刺しゅう。』メンバー紹介第1弾!本格始動!

服担当のyumehitoです。

さて、先日撮影をしてきたと前回の「青いリネンのシャツコート」を紹介した記事でちょろっと言いましたが、何を隠そう『ふくと刺しゅう。』のブランドとしての本格始動のための撮影でした。前回の記事を読まれていない方はコチラからどうぞ♪

fuku-to-shisyu.hateblo.jp

来年2019年の夏のデザインフェスタでの販売に向けて今日はついに顔バレ第1弾です。

作ったものに責任を持ち、作り手が見える小さなブランドとして知っていただけたら幸いです。あ、顔見てがっかりしないでくださいね。こんな顔のやつらだったのか。。。って。笑

まずは各セクション(服、刺繍、アクセサリー)の代表3名と新しいブランドロゴがこちらになります。

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 ロゴマーク自体は変わっていませんが、「Embroidery & Fashion」が新たに加わりました。そして写っているのが右から服担当yumehito、刺繍担当Arisa、アクセサリー担当Uccianでございます。

さて、メンバー1人ずつの紹介をしていきたいと思います。

 

①『ふくと刺しゅう。』代表 服担当 yumehito

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1990年、東京都生まれ。A型のいて座。絵を描くこと、FIAT500、映画が大好き。

音楽大学声楽学科を卒業後オペラ研修所を修了。その後オリジナルプリント系の会社にてグラフィックデザイナーとして勤務。退社後、音楽とデザインの事務所 MUSICA DISEGNOを立ち上げ、音楽業界を中心にデザイナーとして活動中。デザイン業務ではソフトを主に使うが、実際は「手仕事」によるアナログなモノづくりが大好きですごい凝り性。最初はTシャツにプリントや刺繍によるデザインを考えていたのがいつの間にか「服」自体からデザインして気づいたらミシンの前に。。。極度の凝り性はついに「手縫い沼」へと誘われつつある。今回の3人の写真の服はyumehitoオリジナルデザイン。

 

②刺繍担当 Arisa

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1991年、神奈川県生まれ。B型のさそり座。登山や海で泳いだり、わりとアクティブ。文房具に凝るのが好き。

音楽大学声楽科卒業後オペラ研修所を修了。現在藤原歌劇団準団員。Chorus coco ninomiya代表。
幼い頃、河西絵画教室に6年間通い、河西恵美子氏に師事。母の影響で刺繍に興味を持つ。
高校では美術部の部長に。
本格的に刺繍を始めたのは2018年4月。
趣味で作家さんの刺繍の図案を刺していたが、最近では図案を描き、オリジナル作品を刺繍するように。自身の演奏活動や歌を教える傍ら、刺繍するのが日々の楽しみになっている。

 

 ③アクセサリー担当 Uccian

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1991年、静岡県生まれ。しし座のB型。

音楽大学を卒業後、同大学院声楽科を卒業。
2016年に母校の大学オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」でのデビューを機に、オペラ歌手の活動を開始!…の傍らで趣味のハンドメイドを仕事にできないかを模索し、"ふくと刺しゅう"に飛入り参加した!←趣味も仕事も極めたがり。

 

今回は各セクションの代表の紹介でしたが、またメンバー紹介させていただきたいと思います♪

さぁ、これを機にホームとなるネットショップや「minne」、「Creema」も解禁となります。まだまだ商品はこれからですが、この小さなチームがどうなっていくかを温かく見守っていただければと思います♪

 

 

『ふくと刺しゅう。』オリジナルショップ

www.fukutoshisyu.com

『ふくと刺しゅう。』Creema支店

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『ふくと刺しゅう。』minne支店

minne.com



 

 

『ふくと刺しゅう。』アクセサリー担当Uccianの制服完成!青いリネンのシャツコート

服担当のyumehitoです。

あっという間に11月終わっちゃいますね。

さて、先日『ふくと刺しゅう。』の撮影をスタジオにて行いました。その時にアクセサリー担当に着てもらう「青いリネンのシャツコート」をずっと作っておりました。

完成しましたよー!

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自画自賛で申し訳ないですが、私が欲しい。。。と思いました。笑

手放すのが悲しかった。←

「前を閉めない」という要望のためボタンはほぼ付けず、3つだけ付けました。

こだわりも結構あります。

 

①台襟の手縫による縫い付け

もはや手間かかるだけですよね。笑

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②ポケット裏

ポケットは他の制服も統一のデザインでスラッシュポケットです。ただ今回は端の処理をバイアスでカバーし、ワンポイントにしました。また、このままだと物を入れた時に下に引っ張られてしまうので、上部を手縫いで千鳥がけ。

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③恒例の手縫によるボタンホール

ボタンは黒蝶貝、ボタンホールは手縫による処理です。手縫のホールはやはり丈夫ですね。

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今回はデザイン、製図からの、仮縫いは2回しました。平面と立体はやはりそれぞれ発見がありますね。仮縫いは大事。今回は制服としての制作でしたが、もう少し煮詰めて商品として形にしようかなと思ってます♪

 

『ふくと刺しゅう。』は先日の撮影を機に本格始動していこうとなりまして、これからは顔出しで頑張っていく事となりました。「え、こんな顔のやつらがやってんの⁉︎」って嫌いにならないでくださいね。←

写真はアンニュイな感じを目指しましたが、実際メンバーは超明るい人たちです。人間味あふれる『ふくと刺しゅう。』をこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

次回メンバー紹介第1弾で顔バレしたいと思います♪

では!

 

幸せの青い花の刺繍ブローチ

こんにちは。

刺繍担当Arisaです。

 

前回からだいぶ間が空いてしまいましたが、日々、刺しゅうはしています。

そして、オリジナルの作品、またできました。

 

「幸せの青い花の刺繍ブローチ」

幸せの青い花の刺繍。

 

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秋冬らしいシックな色の組み合わせに、コロンとしたクラスペディアとユーカリの葉っぱの明るさが、シックな装いを引き立ててくれそうです。

 

青いお花は珍しいけれど、刺繍だったらいつも身につけられますね。

幸せを運んでくれそう笑

作品を人にあげてしまうことが最近多かったので、やっとこの子は私が持っていられる最初のオリジナル作品です笑

 

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ものすごくアップなので、もはやウール刺繍のようですが、DMC25番刺繍糸のみを使っています。

DMCで刺すと、自然な光沢と、ふわっとした質感になるので、贅沢な気分になります笑

 

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お洋服等に着けた時に重くならないよう、芯材はキルト芯とボードを使用して、軽い着け心地です。

 

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そして今回ブローチピンは新しく、MADE IN JAPANと刻印されている、マーゼンプロダクツさんのものにしました。バネの作りがしっかりしてて、刻印が嬉しい笑

ピンのサイズも、今までは2cmだったのも2.5mmへサイズアップ。ほんのちょっとの違いが使い心地と見た目の可愛さを変えてしまいますが、しっくりきたのでほっと一安心。

 

さ、またどんどん刺繍していきます♪

 

 

『ふくと刺しゅう。』アクセサリー担当Uccianの制服制作中。。。

服担当のyumehitoです。

すっかり寒くなって冬の足音が聞こえてきましたね。もう気が付いたら12月なるじゃんって感じです。

さて、現在アクセサリー担当のUccianの制服を制作中です。

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今回もデザインから製図、縫製までやってますよ~!

ちょうど今は仮縫いを終え、これから地直ししてから本縫いに行こうとしているところです。

最初の仮縫いの時はだいぶサイズ感がうまくいかず、製図し直し2回目の仮縫いでクリアでした。バストに背中の布が持っていかれてしまい、後ろ見ごろ側の袖ぐりにしわができてしまい、てんてこまいでした。今までなかなかやらなかったダーツを作ったことで一気にいろいろ解決しました。ダーツってすごい。。。

今回のデザインは本人の希望で前を閉めないシャツコートでしたのでボタンは飾りで1~2個くらいしかつけない予定です。

f:id:fuku-to-shisyu:20181124105017j:plainこの仮縫いは色々はしょってますが、ポケットもつける予定。

少しだけ型紙を手直しして本縫いに向かいたいと思います。

そういえばこのトルソー、お優しい方がなんと譲ってくださったんです~泣

その方は私の歌っているユニットのファンの方で、その方自身も歌を歌ってらっしゃって、人前で歌うときドレスをご自身で作っているとのこと!サイズが小さくなってしまい買い替えのタイミングで何と譲ってくださったんです。本当に感謝しかありません。ありがとうございました!

さぁこの土日で完成させたい。