ふくと刺しゅう。

オペラ歌手(刺しゅう担当)とデザイナー(服担当)による、異色のおもしろ楽しいどたばた制作日記。

ハーフリネンのゆったりシャツ。

こんにちは。

服担当のyumehitoです。

ご依頼いただいていたチュニックの制作を終え、少し時間ができたので久々に自分のシャツを仕立ててみました。

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綿麻半々くらいのハーフリネンです。

落ち着いたオフホワイトで、生地も薄すぎず厚すぎずでいい感じ。麻100%だとこの時期寒いですがハーフリネンだと意外と着れますね。

私は高校の頃からずっと声楽をしていて今でも演奏会に出たりします。歌をやっているとある悩みがありまして、それをクリアするためにシャツを作り始めたと言っても過言ではないかもしれません。

それは。。。

『首が閉まらない!!』です。笑

体のサイズは合ってるんだけど首だけ閉まらない。。。なのでネクタイや蝶タイを付けるときも第1ボタンは開いております。

本当は閉めたいんですよ?でも閉まらないし、無理やり閉めても苦しくて歌えないし。

今回シャツを作るにあたって何より大切にしたのは『首がちゃんと閉まって、かつ苦しそうに見えない』です。

と言いながら第1ボタン閉めてる写真撮り忘れたんですが、ちゃんと閉まり、かつ楽なので大満足。笑

全体的に身幅は少しゆったり目にして、腕は太いです。丈は若干短そうですが後ろのテールはお尻が隠れるくらいで、何だか面白い形となっております。

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内側にループつけました。オモテウラ間違ったわけじゃなく意図的ですからね。笑

そして今回のこだわりはカフスの開きの部分。

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分かりますかね。通常カフスの開きは「剣ボロ」パーツを2つ作って切った部分を覆うようにして縫うんですが、この写真、ボタンのついてる左側はそのパーツを作ってないんです。切った部分を3つ巻きにしてそのその部分を作りました。

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裏っ側はこんな感じです。このやり方、あき止りは絶対に切れ端出ちゃうんでほつれるんですが、どうやらこの方法ってなぜか高級ブランドのシャツに多い仕立てみたいなんです。笑

なので気分だけは高級なシャツ着てますワタシを味わうべく今回の仕様に。

そして恒例のボタンホールは11個全て手縫いです。正直この作業が一番キツイです。楽しいですけど←

さぁ「ふくと刺しゅう。FUKU TO SHISYU Embroidery & Fashion」の新作もどんどん作っていこうと思います。嬉しい事にCreemaの特集ページで紹介もしていただけたようです♪

頑張らなくてはですね。

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