ふくと刺しゅう。

オペラ歌手(刺しゅう担当)とデザイナー(服担当)による、異色のおもしろ楽しいどたばた制作日記。

ミシン刺繍、線幅2mmに抜き1mmじゃなくてもいい説。

こんばんは!

服担当のyumehitoです。

今日は久々に家の近くの温泉に行ってきました♪

久々に入ると気持ちがいいですね。夏で熱いからついついシャワーで済ませがちですがしっかりとお湯につかるのもやはり大事。

 

今日はデザインのお仕事が落ち着いた後、昨日の似顔絵の刺繍データを作成し早速ミシンで刺繍しました。直径38mmのクルミボタンにする予定でしたので小さいデータになります。ちなみに作る似顔絵はこちら。

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何を隠そう、うちの親が描いたものです。笑 あったら可愛いから作ってとのことで似顔絵を描いてもらいました。笑

まぁ一見あまり細かそうではないですが、38mmの枠におさめるとなるとかなり小さくなりますね。。。小さいデータとなると怖いのはやはり線幅や抜きの部分が確保できないため、イラストをうまく表現できない、つぶれてしまう、汚くなってしまうという点。

この大きさだと昨日の記事で書いた内容のうまく刺しゅうが表現できる範囲の線幅、抜きが確保できません。

悩みました。。。

fuku-to-shisyu.hateblo.jp

 

(どうしよう。今までのようにサテン縫いだと結構汚くなってしまうし、顔の輪郭とかはできても顔のパーツはきつい。。。)

そんな悩んだ末、顔の中のパーツは「走り縫い」にてデータを作りました!走り縫いは見た目は並縫いに近いイメージですね!なので細い線が結構表現できるんです!盲点でしたね。仕事で刺繍データ作っていたときは基本サテン縫いしかありませんでしたから「え!?その縫い方もあんの!?てか使っていいの!?」みたいな。仕事で使ってなかった分サテン縫い以外の縫い方は何かやってはいけない、邪道だ的な勝手な思い込みがあったため見向きもしませんでした笑

しかし考えてみればもう自由なわけだし、使える機能はどんどん使わないとですしね。笑

てなことで今回は堂々と走り縫いも使用し作成!

縫い方の振り分けとしては下記のような感じ!

  • 髪の毛は走り縫い:べた塗りのようでしたが、一本一本走り縫いにして髪の毛の質感を出してみました。(刺繍の良いところ!)
  • まゆ、目、輪郭、襟:サテン縫い
  • 鼻、唇、ほくろ:走り縫い

んで最初試し縫いしました。

やはり小さかったです。ちょっとゲジゲジになってしまいました。それに接着芯もつけずに麻布にしたので糸で布が引っ張られて布も歪んでしまいました。いやぁ~失敗ですね。笑

2回目は大きさを3~4mm大きくして、接着芯もつけてやったらうまくいった!

最初のものと2回目の比較はこんな感じです。

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左が試し縫い。小さい方ですね。右が2回目。サイズ調整をして接着芯を付けたバージョンです。完成度が違いますね笑 左は顔のおでこらへんの布もベコンってなってるのわかります?やはり細かいのは余計に接着芯を付けたほうが上手くようです。

こう見ると走り縫いは結構細かい表現が上手くできてる気がします。昨日の線幅2mm、抜き1mmは該当しませんね笑 サテン縫いを基本にしてたからそういう風に会社でも言われていたのだと思います。

そんなわけで二個目もクルミボタンで仕上げました。

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良い感じですね!

大きさはこんな感じです。

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似顔絵だけでいうと大体高さは3cmってとこですね。なんか作ってみるとなんか面白くていいですねこういうの。他の顔も作っていこうかな←

でもやはり刺繍担当のArisaが手刺繍やってますが、作品を直に見ると、小さくても丁寧に確実に縫われているのでやはり手縫いは質がいい感じがしますね。機械だとどうしてもちょっと雑にダダダダダッと縫われちゃってる感じが否めません。(データの作り方とか接着芯、布の関係もあるのでしょうが。)

まぁどちらにもそれぞれの良さがあるということですね!笑

刺繍担当の手刺繍お楽しみに笑