ノッチドラペルのイージージャケットを作る!手縫いボタンホールステッチのコツ・完成編
服担当のyumehitoです。
最近出番多いですが飽きずにお付き合いください。笑
さて、ようやくイージージャケット完成しました‼
残すところはボタンホールとボタン付けだったわけですが、すべて手縫いで仕上げ終わりました。
眠り穴部分↑(穴空いちゃってるけども)
前ボタン部分のボタンホール。割と密度濃いめでやりましたが、もっとスカスカにしても可愛いかなとも思ったり。
今回はかなりちょこちょこと作っていたのでトータル日数は結構かかってしまいましたが、やはりやっているうちにだんだんと慣れてくるもので、ひとつひとつのスピードは上がってきました。何事もやはり慣れですね。
さて、今回は完成の巻きですが、テーマとしては『手縫いによるボタンホールステッチ』です。
当ブログ「ふくと刺しゅう。」では刺しゅう担当のArisaもアクセサリー担当のうっちゃんも「手」による作品作りが基本となっております。
それは服に関しても重きを置いている部分としては変わりません。
確かにミシンも使いますが、服担当として「手縫い」もふんだんに盛り込んでいこうといつも思っております。機械では出せない何かこう、温かみというか特別感というか、そういったものを作ったものに込められたらいいなと思っております。
そもそも実は手縫いを始めていったきっかけは、ボタンホールステッチでした。
刺しゅう担当のArisaとともに二子玉川にある生地屋さん、『リネンバード』にお邪魔したときに店員さんとお話をしていて、店員さんの着てらっしゃるお洋服のボタンホールはすべてご自身で縫われたとおっしゃっていた事が手縫い魂に火をつけるきっかけとなりました。
でも確かにそれまではミシンでボタンホールを縫っていたのですが、まぁよくほつれるほつれる。それにボタンホールを縫ってからその間をリッパーで切るので、切った部分の布が中綿みたいに飛び出ちゃってあまり奇麗じゃないんです。(わたしのやり方が悪いだけかもですが笑)
その一方手縫いによるボタンホールステッチはメリットたくさん!
【手縫いによるボタンホールステッチのメリット】
- 頑丈である
- ほつれない
- 見栄えがきれい
- 手縫いによる特別感
- 付加価値がつく
- 愛着がわく
- すんごい良い
【手縫いによるボタンホールステッチのデメリット】
- 時間がかかる
- 慣れないとうまくできない
後半かなり主観的な個人的な意見ですいません。
でも練習すればうまくなるしスピードも速くなります。わたしもまだまだですがどんどん鍛えていきたいところです。
一応これでも気を付けていることがありまして、この点に気を付けるまでは結構悲惨な感じでした。
【手縫いのボタンホールステッチで気を付けているところ】
- ひとつ前の目と「同じくらいの高さかな~?」と思ったらそれは短い笑
- 折り返し地点は時計を意識する
まず一つ目の項目ですが、やはりきれいに高さをそろえていきたいじゃないですか。それでひとつ前の目の高さに目測で合わせて刺すと大抵ひとつ前より針が低いところから出ます。(わたしの場合のみ?笑)なので布の折り目で揃えるか、気持ち前よりほんの少し、本当にちょっと高めを狙うと上手く揃っていく気がします。
二つ目、折り返し地点の時計ですが、最初はいくらやってもきれいに折り返せなかったんです。まぁそれもそのはずで適当にやってましたからね。。。なので針を刺す目安を決めました。時計の10時から14時までを刺していくイメージで進むと割とうまく折り返せるようになりました。
大したことないかもしれませんがお役に立てれば。。。
ちなみにわたしのボタンホールのステッチは少し簡単にしてやってしまっているので出来上がりの形が少し違く見えるかもしれませんがそこはご容赦ください。
そしてミシンでボタンホールを縫っていた時は縫った後にリッパーで裂け目を作っていたわけですが、手縫いの場合(わたしの場合)は先にボタンの幅で布を切っちゃっています。今までは布を山折りしてハサミで切ったりしていたのですが、最近良いものを手に入れました。
その名も、『ボタンホールハサミ』!
これはハサミのかかと部分からボタンホールを切り始めて、好きな所で止めるもよし、ねじであらかじめハサミが閉まる幅を調整しておくもよしなとても便利なハサミなんです。布を折ったりしないので変なシワもつかないしとても重宝しています。
ボタンホール鋏で出てきますのでもし興味ある方いらっしゃったら調べてみてください笑
さぁ、いよいよオリジナルも縫っていきます。ここからは中々一筋縄ではいかないと思いますが諦めずにしぶとく頑張っていきます!